名店ガイド

Le Chanteur

ル・シャントゥール ( 広島市中区/フランス料理 )

アットホームな雰囲気と
本格フランス料理のハーモニー。

ターメリックやナツメグなど7種類の香辛料を効かせたソースで食べる、「舌平目のムニエル(写真手前)」と、「ブリの自家製スモーク 北海道のホタテとウニ添え」、「チョコレートとラズベリーのムース」。いずれもディナーコースから。

店先のグリーンや可憐な花々が小さな癒しの一角を創り出している。「ル・シャントゥール」のオーナーシェフ・中島光一さんが、20代からの夢を叶えて、ここ橋本町に店を構えたのは約5年前のこと。「フランス料理の堅苦しいイメージを取り払って、ジーンズとポロシャツでも気軽に来られるような店を作ろう」と、店内は南フランス・プロヴァンスをイメージしたアットホームな雰囲気に。そして料理は「気持ちを注いで、一生懸命に」。


毎朝、市場へ出向いて仕入れる魚介類や北海道から取り寄せるエゾシカ、フランス産の鴨や鶉など、旬を大事にした素材で、その日の昼と夜のコース内容を考える。特に素材選びで気をつけているのが野菜で、庄原産を中心にそのほとんどが県内産の有機野菜だという。「季節の野菜はその料理の味を決めると言ってもいい。できるだけ多くの野菜を使って、ナチュラルに仕上げたいんです」。野菜本来の風味を生かした食べやすい一皿一皿が、リピーターに愛されるのは、強いポリシーと食材への思い入れを移し出しているからなのかもしれない。


「シャントゥールとは、"歌い手"という意味。素材選びから調理、盛りつけまで、心を込めて完成させた一皿で、人を感動させられるような、料理の歌い手になりたくて...」


中島シェフが紡ぎ出す、アットホームな店内の雰囲気と野菜たっぷりの本格フランス料理のハーモニーを堪能してほしい。

ニンニクやパン粉をまぶしてじっくりと焼き上げた、仔羊の背とヒレのロースト(ディナーコースから)。肉料理は他に、ほろほろ鶏や牛肉などを用意。仕入れに合わせておすすめが決まる。

盛りつけ中、思い出したように外へ出て、ハーブを摘み取る中島シェフ。ミントやローズマリーなどを小スペースで栽培している。「育てるのが好きなんですよ」

通りからやや奥まった場所にあるため、静かにゆったりと食事を楽しめる。料理はコースのみ。昼も夜も予約が賢明。

ヨーロッパの縁起物「ザクロ」柄の壁紙を使った店内。テーブル12席だけで小ぢんまりしているが、その分、居心地が良く落ち着ける。

Le Chanteur
【データ】

広島市中区橋本町2-19
電話/082-222-5559
営業/11時30分~L.O.14時30分、
17時30分~L.O.21時30分
定休日/火曜日
席数/12席
駐車場/なし
交通アクセス/広電銀山町電停から徒歩5分、JR広島駅から徒歩10分
ホームページ/なし
禁煙(店外に灰皿を設置)
創業/2006年
メニュー例/ランチコースA1890円、B2730円、C3990円、本日のコース5460円、おすすめフルコース1万500円、1万5750円
お酒メニュー/フルボトル4830円~、ハーフボトル2730円~、グラスワイン840円~


『旬遊』掲載号/vol.24

お店からのお知らせ
2011.04.01
6月に開店5周年記念イベントを予定