名店ガイド

HIROTO

ヒロト ( 広島市中区/フランス料理 )

食材にも味にも妥協しない
独創性あふれる料理。

パセリとオマールのエマルジョンソースで食べる、「仔ウサギのローストパセリ風味」。じっくりローストされたウサギ肉は、驚くほど味わい深く弾力がある。

「育った町には当時、フランス料理店なんて1軒もなく、面白そうだなぁとずっと興味を抱いてきました」、と出雲市に生まれた廣戸良幸シェフは、料理人を志したきっかけを話す。調理師専門学校を卒業後、広島のホテルや東京の飲食店で腕を磨き、後にイギリスのフレンチレストランへ。


「向こうのフランス料理は肉なら肉、魚なら魚だけがお皿に盛られて、サラダは別の器で出てくる。とてもシンプルだけど、美味しさがダイレクトに伝わるんです。当時お世話になったフランス人シェフから、多くのことを学びました」


帰国後、29歳の若さで「レストラン ヒロト」をオープン。今年6年目を迎えるが、食材選びや調理法には、妥協を許せないシェフらしさと、オリジナリティが表れる。例えば、北海道から取り寄せる羊や仔牛、フランスの鴨、江田島の野菜など。吟味して行きついたこれらの食材を使い、自身がポイントだと話す"火入れ"に配慮した一皿を完成させる。


「火の通し加減は、これまでに食べたことがない味や食感を生み出します。このひとつの手間を忘れたくない。時には仕込みで夜中まで厨房にいることがあるけど、やりたいことを面白くやっているから仕方ないでしょう(笑)」


シェフの料理への情熱は、フランス料理に好奇心と憧れを抱いたあの頃から何も変わっていないのだ。

冷燻サーモンを温かいオリーブオイルに約1時間浸して作る、「自家製スモークのコンフィ」にはフランス産はちみつビネガーとバニラで和えた江田島のフルーツトマトを添えて。

白壁にグリーンと黄色のアクセントカラーが効いたカジュアルな店内。テーブル席はゆったり配置されている。予約すれば誕生日やプロポーズの演出サービスも。

シェフが好きで選んだイエローの扉が「レストラン ヒロト」の目印。個性的な店が並ぶ地蔵通りに面して立つ。

「不況でも食材の質は落とせない。僕の味を求めて来店するお客さんがいるから」と廣戸シェフ。年配やアルコールを楽しむ人など、客に合わせて味を整える心配りも忘れない。

HIROTO
【データ】

広島市中区富士見町4-17
アーバンビュー並木アベニュー1F
電話/082-247-9889
営業/12時~14時(L.O.)、18時~22時(L.O.)
定休日/水曜日(ディナー予約のみ営業)、
月~木曜日のランチ
席数/26席
駐車場/なし
交通アクセス/広島電鉄中電前徒歩5分・八丁堀電停徒歩8分
ホームページ/なし
喫煙可(禁煙席有り)
創業/2005年
メニュー例/コース4800円、6300円、8400円~、アラカルト オードブル1600円~(アラカルトは2人前)
お酒メニュー/ボトルワイン3780円~、グラスワイン840円~


『旬遊』掲載号/vol.24

お店からのお知らせ
2011.10.20
今週末から本格的にジビエ料理がスタートします。
素材に応じて丁寧に仕込んだ、秋冬限定のジビエを味わってください。
ワイン会の対応も可能です。まずはお気軽にご相談ください。

2011.04.01
店内リニューアル予定!